※基本的な使い方 1.本機に通電する 2.LEDが点滅する 3.この時点でUSBポートに何か接続されていると「2」の状態を繰り返す。 4.初めて通電又は、2つのボタンを同時押しした状態で通電した場合はシステム設定画面が表示される 5.LCDにオペアンプのオフセット電圧が約1秒間表示される。   A] Offset ????mV   B] Offset ????mV 6.スタンバイ状態になり、LCDの表示にReadyが表示される。   [A] Ready   [B] Ready 7.何も接続しないと数秒でLCDのバックライトが消える。 8.何かを接続するとLCDのバックライトが点灯して給電情報が表示される。 9.過電流を検出すると該当するポートのLEDが点灯してDC/DCの動作が停止する。   過負荷になる機器を外して、ボタンを押すとスタンバイ状態に復帰する。 10.一定以上の電流が流れるとLED点滅して警告する。    この時点ではDC/DCの出力は維持される。    負荷が軽くなるとLEDは消灯する。 【システム設定画面】操作方法 ・「Vref(AVCC)」  A/D変換リファレンス電圧の表示と設定  AVRの#21(Aref)ピンと#22(AGND)の電圧を実測した値を入力する。単位はmV。  大体5040mV付近になっていることが多い。 ・「Vref(Built-in)」  A/D変換リファレンス電圧の表示と設定  AVRの#21(Aref)ピンと#22(AGND)の電圧を実測した値を入力する。単位はmV。  大体1080mV付近になっていることが多い。 ・「USB-A Warning I」  USBポートAの電流値がここで設定した値以上になるとLEDが点滅して警告する。単位はmA。  500mA〜3200mAまで100mAステップで設定可能。 ・「USB-B Warning I」  USBポートBの電流値がここで設定した値以上になるとLEDが点滅して警告する。単位はmA。  500mA〜3200mAまで100mAステップで設定可能。 ・「USB-A Voltage」  USBポートAの電圧(VBUS−GND)実測値を入力する。単位はmV。  大体5090mV付近になっていることが多い。 ・「USB-B Voltage」  USBポートBの電圧(VBUS−GND)実測値を入力する。単位はmV。  大体5090mV付近になっていることが多い。 ・「USB-A VBUS Adj」  USBポートAのシャント抵抗で発生する電圧降下の実測値と理論値の差を表す倍率。 ・「USB-B VBUS Adj」  USBポートBのシャント抵抗で発生する電圧降下の実測値と理論値の差を表す倍率。  ※理論上はDC/DCの出力電圧からシャント抵抗発生した電圧降下を引いた値がUSBの電源電圧となる。   しかし流れる電流が多いほど理論値から離れた電圧になってしまう。   そこで苦し紛れに付け足した謎のパラメータが「VBUS Adj」である。   実際にシャント抵抗で発生した電圧降下×倍率をDC/DCの出力電圧から引いて電圧表示を補正する働きがある。 ボタンを一回押す毎に上記の項目が順番に表示される。 パラメータを変更する場合は、ボタンを長押しするとカーソルが点滅して編集モードに遷移する。 編集モードでボタンを一回押す毎にパラメータが1ステップ増減する。 編集モードでボタンを長押しすると編集モードを終了する。 「Save & Exit」の項目が表示されている状態でボタンを長押しすると編集したパラメータがEEPに保存されて再起動する。 「Cancel & Exit」の項目が表示されている状態でボタンを長押しすると編集したパラメータを破棄して再起動する。 電流値を正確に測定する為に「Vref(AVCC)」と「Vref(Built-in)」を適切に設定する必要がある。 他のパラメータは電圧測定用なのであまり気にしなくても良いかも。